中国チベット自治区ラサの大規模暴動に関連し、同自治区に隣接する四川省で起きた抗議行動での死者数が少なくとも18人に上ることが19日、インドに拠点を置く民間活動団体(NGO)「チベット人権民主化センター」のまとめで分かった。
同センターによると、四川省のデモは数百~数千人規模で、中西部のチベット族自治州で断続的に発生。阻止しようとする警官隊の発砲により、18日に甘孜県で3人の死亡を確認したほか、16日にもアバ県で15人が死亡したとし、目撃証言からさらに増える可能性が高いという。
ニュースソース
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/
20080319-OYT1T00579.htm
チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が、チベット自治区で発生した大規模暴動収拾のため、中国政府に対し、自身の亡命政府との直接対話再開を求める意向であることが19日明らかになった。
ダライ・ラマは19日、中国との対話路線に公然と異議を唱えた「チベット青年会議」など亡命チベット人民間活動団体(NGO)代表と会談。非暴力と対話の意義を改めて説くとともに、「北京五輪反対」を掲げて続ける中国との対決色が強いデモ行進をやめるよう要請した。
ニュースソース
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/
20080319-OYT1T00593.htm