2008年8月21日木曜日

大学に「観光」教育熱 入学定員10年で6倍、4000人突破

ホテルでの接客や海外旅行の添乗など「観光」に関連する人材の育成を掲げる大学が増え、来年4月には40校、入学総定員で4000人を突破する見通しだ。日本を訪れる外国人観光客を1000万人まで増やすと、政府が観光に力を入れ始めたことから、就職に有利との読みも“観光教育熱”の背景にありそうだ。

 文部科学省のまとめでは、4月時点で「観光」「ツーリズム」「ホスピタリティー(もてなしの心)」などを学部、学科名に使ったのは37大学40学科。定員は計3900人と、10年前の6倍に急増した。

ニュースソース
http://www.business-i.jp/news/sou-page/
news/200808210052a.nwc


すこし前には「子ども〜」っていう学部がたくさん出た。
最近の学部には流行があるので、一時的ものではないだろうか。
結局定員割れ大学も流行にのって似たような学部を作ってみても、資金的に困難なため、内容が伴わず、採算がとれない状態になるんだろう。。。

2008年8月8日金曜日

「大学全入」遠のく、進学率予想以上の伸び 08年調査

旧文部省は「09年に全入となる」と97年に試算。その後、進学率が横ばいで推移していたこともあり、中央教育審議会(文科相の諮問機関)は05年の答申で、実現の予想を07年春に前倒しした。しかし、景気回復の傾向が続いていたことや、就職で有利になるとの判断などが影響し、高校卒業後に大学進学を希望する割合はこの数年で上昇。今年は高校卒業生の60.1%が大学・短大への入学を志願。浪人と合わせた志願者は中教審答申の試算より10万人以上多く、入学者は志願者数の約92%にとどまった。

ニュースソース
http://www.asahi.com/national/update/
0807/TKY200808070390.html


中教審答申の試算より10万人以上多くといっても、やはり大きく二極化は進み、定員割れの大学は増えている。
大学の内部の仕組みそのものも大学の体をなしていないハチャメチャなところもたくさんある。

2008年8月1日金曜日

「危ない私大は20から30校ある」有力大との合併も無理で「座して死を待つ」?

ブランド大学は「負け組」を救済しない

日本私立学校振興・共済事業団が08年7月30日に発表した「08年度私立大学・短期大学等入学志願動向」によれば、08年春の入学者の「定員割れ」が07年度から7.4ポイント増え08年度は47.1%。短期大に限れば同 67.5%。入学定員充足率が50%未満の私大は07年度から12校増え29校など、いずれも過去最多になった。
私立大学関係者は、この調査結果に相当な衝撃を受けている。というのも、文部科学省が08年2月、定員割れの私大に対し補助金のカット率を上げることを決めたからだ。定員の50%に満たない学部がある大学は従来通りゼロで、50%超60%未満の場合の最大カット率が11年度には50%になる。大学淘汰を認める方向に舵を切り、「負け組の面倒はみない宣言」と捉えてい
る。

「文科省幹部の中には、危ない私大は20から30校あると見ている人もいる」
と打ち明けた。私大運営の継続、倒産を回避するため、当面は統廃合による生き残りを模索するべきだ、としている。しかし、「勝ち組といわれる東京、大阪など大都市の大規模・ブランド大学も負け組を合併する気はない。イメージダウンになるし、そうした余裕もない」のだという。

ニュースソース
http://www.j-cast.com/2008/07/31024410.html

都市圏でもかなり危ない大学がたくさんある。
大幅赤字を抱える大学では、人件費も抑制され、先生の確保すら難しい状況にある所も出ている。
大学にとっては悪循環のスパイラルだ。