2008年11月3日月曜日

教育費、家計の3分の1超 日本政策金融公庫が調査

高校入学から大学卒業までにかかる費用は、子供1人当たり1000万円を超え、世帯年収の3分の1超が教育費として消えている実態が、日本政策金融公庫が実施した教育費負担のアンケートで明らかになった。年収が低い世帯ほど、家計に占める教育費の割合が高い傾向も浮かび上がった。
世帯年収に対する在学費用(授業料、通学費、塾の月謝など)の割合は平均34.1%。年収別にみると200万円以上400万円未満の層では平均55.6%で、収入の半分以上が教育に費やされた。400万円以上600万円未満も33.8%となり、世帯収入の3分の1を超える負担が重くのしかかっている。調査対象の77.5%が自宅を所有しこのうち75.2%が住宅ローンを抱えていた。住宅ローンの年間返済額と在学費用との合計は平均で世帯年収の45.9%にのぼった。年収の50%以上となる世帯も3分の1近くあった。

ニュースソース
http://www.business-i.jp/news/
ind-page/news/200811030036a.nwc