2008年2月22日金曜日

斜陽産業となった大学

ここ何年かでとてもたくさんの大学ができた。
子どもの数が減っているにもかかわらず。
短期大学として危機感をもって大学へ改組したところも多い。
定員割れで経営困難な法人が98法人にものぼる。これからまだまだ増えてくるだろう。
小学校の教員養成系大学もたくさんできたが、小学校の教員採用が多いのはしばらくの間だけで、すぐに冬の時代がくるだろう。
最近流行った「こども」をつけた学部のみをもつ単科大学は一時的な人気だけで長くはもたないのではないだろうか。
大学としての運営能力をもたない短期大学や、専門学校が設置した大学は設備投資や学部増設は難しいため、今後は自然淘汰されていくのだろうか。
私学ではそれぞれに「建学の精神」などがあり、学校法人同士の合併も難しい上、創業者一族が支配しているところは合併も考えないかもしれない。
大学業界はかつての石炭産業のように斜陽産業となっている。
10年後、大学の数はどうなっているだろうか。

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