2008年2月26日火曜日

大学全入時代の教員任期制

大学全入時代で私学経営も大変な中、任期制での教員採用は制度本来の意味ではなく、意に添わない教員の排除の道具や、低コストでの大学維持に悪用されるケースがある。大学間の人的交流の促進と研究の活性化を名目に,文部省が法制化した制度ではあるが、果たして本来の意味での任期制として捉えている大学はいくつあるのだろう。
研究が重用視されていない私立大学も増えてきている。
このような大学での任期制雇用はコスト削減のみで考えた雇用方法となっている。
大学に取って教員は財産としてではなく、大学を維持させるための単なる部品となっている。
このままでは大学が生き残っても長期的な研究を行う研究者は生き残れない。

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