大学生や専門学校生をもつ愛媛県内の家庭のうち、教育費の負担を「大きい」と感じる保護者が9割以上にのぼることが、ひめぎん情報センター(愛媛県松山市)の調査でわかった。家計に占める教育費の割合も3割を超えた。
進学の理由(複数回答)は「専門知識を身につけるため」が21・0%、「希望の職業に就くため」が19・9%で、10年前と比べてそれぞれ5・8ポイント、2・5ポイント上昇。「就職へ向け、入学前から目的意識が高くなってきている」(同センター)という。
ニュースソース
http://sankei.jp.msn.com/region/shikoku/
ehime/080314/ehm0803140235001-n1.htm
「就職へ向け、入学前から目的意識が高くなってきている」
一見、良いことのように感じるが、就職を意識してというのは現代の日本社会の苦しさを表しているんではないだろうか。
受験生は日本社会の二極化を感じ、危機感をもつのも無理はない。
本来4年間、大学という自由な社会で自分を見つめ直す良い機会になるのだが、最近の大学は、担任制や、面倒見の良さを強調するあまり中学校や高等学校のような運営方法をとる所も増えてきている。自立心や、責任が学べていない。
学生募集のため、高校の元校長などを多く教員として採用している定員割れ大学に特にそれを感じる。