文部科学省は27日、大学や短大の新設申請時に不正があったとして、学校法人夙川学院は2012年度まで、同純真学園は10年度まで、それぞれ大学や短大、学部、学科の新設を認めないとする行政処分を両法人に通知した。
夙川学院大学では運動場の借用期間が必要年数を満たしていなかったほか、その運動場も実際には駐車場などに使っていた。
純真短大は看護学科など4学科の新設を申請した際、山崎正行学長(当時)が過去に日本文理大で助教授を務めたなどと虚偽の経歴を書類に記載していた。純真学園はその後、申請を取り下げた。教員らからの投書で発覚したという。
ニュースソース
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008022701000569.html
夙川学院では十分な資産が無いにもかかわらず無理な大学設置をしたケースだ。
純真短大は典型的なワンマン経営だったのだろうか。学長の経歴は大学助教授ではなく専門学校の教員だったらしい。
専門学校教員だったということが悪いのではなく、経歴を詐称してまで学長に据えたことは教授会の意思とは全く違う力がはたらいての選出だったのだろう。
内部告発という結果での発覚ということは、この法人の労使関係を物語っている。
報道での文部科学省の処分内容では「それぞれ大学や短大、学部、学科の新設を認めないとする行政処分を両法人に通知した。」ということだが、経常費補助などは通常どおりでるのだろうか。
大学そのものの設置や学科の設置に関しての不正である以上補助金を通常通りに出すということには疑問が残る。